観光/观光

·グラバー園

長崎では有名なトーマス・グラバーの元邸宅やその他の外国人居留地にあった洋館を移築し集めたところです。中を歩くと文明開化の香りがします。

ところで、トーマス・グラバー??誰??って方も多いと思います。歴史が好きな方でなければ、知らない方も多いと思います。私のように歴史が苦手だった方にもわかりやすく、かつグラバー園の観光がより楽しめるようにご紹介いたします。


お楽しみポイント

①グラバー園は南山手という高台にあり、長崎港を見渡せる場所にあり、眺望が非常に美しいです。

園内には季節の花々が咲いていて、6月にはアジサイが見頃です。

長崎港には三菱長崎造船所があり、その中に世界遺産「ジャイアントカンチレバークレーン」があります。グラバー園からも見えますよ。日本初の電動クレーンで、現在もバリバリの現役で大型製品を出荷する際に使用しているそうです。

②トーマス・グラバーってどんな人?

イギリスの貿易商です。二十歳くらいで東インド会社の後身であるジャーディン・マセソン商会に入社。上海に入りその後、日本へ来日。ちなみにジャーディン・マセソンの当時の主な業務はアヘンの密輸とお茶の輸出。今では香港の貨幣発行を行っている香港上海銀行(HSBC)ですが、このジャーディン・マセソン商会の送金業務のために設立されたというから驚きです。

来日後、明治の志士たちを支援し、武器を輸出したり、外国技術を導入し、造船、鉄道、製鉄、炭鉱開発などの分野で活躍しました。三菱財閥の創始者である岩崎弥太郎とも親交が深く公私ともに深いつながりがあったそうです。この分野、三菱の得意分野ですよね。これから近代日本を作り上げていこうという熱い想いを持つ人たちが集まり、ものすごい勢いで交流も事業も進んでいったんでしょうね。

③グラバー邸は現存する日本最古の木造西洋建築物です。

④グラバーが活躍した時代って?

幕末から明治時代に活躍しました。イギリスでは資本主義社会が発展し、産業革命が起こり、新たな原料供給地と市場を求め、欧米諸国で植民地獲得の動きが盛んになりました。そんな中、日本にもペリーが来航し、函館、新潟、横浜、神戸、長崎の五港が開港されました。当時、欧米との圧倒的な技術の差を見た日本の志士たちは危機感を覚え、日本近代化を目指し、わずかな期間で急発展を遂げたといわれています。

⑤ハートの石。二か所あります。カップルの方たちには人気で、二人で触ると幸せになるといわれているそうですよ。

以上、現時点でのお楽しみポイントを挙げてみました。今後も見つけ次第追加します。